こんにちは 江戸張り子の工房 はりこのはやしやです
今日はよく首をふる地獄の番犬 ケルベロスを作ったのでご紹介いたします
今回のテーマは「地獄の番犬」です
王道のケルベロスを目指して頑張りました
今まで作ってきたケルベロス風の3つ首張り子は全て変化球ケルベロスだったので
今度は王道の雰囲気で作りたいと思いながら制作しました
過去の三つ首張り子のブログ記事もリンクをはっておきますね
どれも可愛いので是非ご覧ください
ところで地獄の番犬ケルベロスとは何か
改めて調べてみたので書いていきますね
ケルベロスとはギリシャ神話に登場する犬の怪物です
ハーデースが支配する冥界の番犬でもあります
テューポーンとエキドナの息子です
ちなみに兄弟がいっぱいいます
ヒュドラ、キマイラ、スピンクス(スフィンクス)などなど…有名な神獣たちと兄弟なのです
すごいですね
またハーデースに対しては忠実で、使者の魂が冥界にやってくる場合にはそのまま冥界へ通すのですが、冥界から逃げ出そうとする亡者は捉えて食べてしまうそうで
これが地獄の番犬と呼ばれる所以なのだそうです
ヘラクレスがケルベロスを捉えて地上に連れ出したエピソードがあります
この際にケルベロスは太陽の光に怯えて吠え
飛び散った唾液から猛毒植物トリカブトが生まれたという話も残っています
普段は3頭の頭が一つづつ交代で眠り、残りの2つは常に見張りをしています
竪琴の名手オルペウスが恋人を追って冥界を訪れた時
竪琴の美しい音色により三つの首全てが眠らされたとされています
また甘いものが大好きで、はちみつと芥子(小麦とも)を焼いた菓子を与えているうちに目の前を通過できると言われています
シビュレーやプシューケーもこのやり方でケルベロスの前を通過したと言われています
しかし、菓子ではなくパンであるという説もあり
後にこのことから『ケルベロスにパンを与える(厄介な相手を懐柔する賄賂の意)』
という言葉が誕生したそうです
●ケルベロスの後世の解釈●
ルネサンスの時代、プラトン主義の哲学者たちはケルベロスが三位一体の象徴であるとしました
3つの頭はそれぞれ「保存」「再生」「霊化」
つまりこれらが死後に魂が宿る順序であると解釈しました
またそれぞれの首を「過去」「現在」「未来」とする考えもあり
ヘラクレスがこれに打ち勝ったことは
『英雄的行為は時間にも打ち勝つ』と評されています
ケルベロスに関するいろんなエピソードを書いてみました
私はケルベロスに有名な兄弟がいっぱいいることが驚きでした
芸能人でもいますよね
すぐには浮かびませんが
〝あの人とあの人兄弟だったの?!〟
という例ありませんか?すぐには浮かびませんが(>人<;)
あと意外と攻略法が簡単ですよね
蜂蜜クッキーが大好きなんて可愛すぎます
私もケルベロスに蜂蜜クッキーをあげたいです
最後までご覧くださりありがとうございます
また次回のブログ記事でお会いしましょう
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