首振りザッハークを作りました

こんにちは　江戸張り子の工房　はりこのはやしやです

今日はペルシャの古典に登場するザッハークを首振りで作ったのでご紹介いたします

イランの古典「シャー・ナーメ」（王書）に登場します
男性の両肩から蛇が生えていると言う気味の悪い姿をしています

元々はイラン辺境にある小国の王子でしたが、父王を殺して王になり、国を乗っ取りました

その後、隣国の王・ジャムシードを殺してイランを征服、凡そ千年もの間独裁者としてイランに君臨しました

イランを支配すると同時に残虐な本性を露わにし、日にふたりの人間を殺して脳味噌を奪い、自分の肩の大蛇に喰わせて居たそうです

その後、ペルシアの英雄ファリードゥーンによって退治されますが
その体内にはあらゆる悪性が詰まっており、いわば生きたパンドラの箱であるため、ファリードゥーンも殺すに殺せず、封印するしかなかったそうです

ゾロアスター教の伝承に登場する凶悪なドラゴン、アジ・ダハーカと同一視または化身、または派生とされる事もあります

製作に至る過程ですが元々は三つ首ドラゴン、アジダハーカのみを作る予定でした

しかし、そのアジダハーカの派生と言われるザッハークに惹かれ、制作に至りました

首が揺れるか不安がありましたがゆらゆらとよく揺れてくれて

ホッとしています

はりこのはやしやの首振り張り子はよく揺れるのがウリなんです＾＾

最後までご覧くださりありがとうございます

また次回のブログ記事でお会いしましょう