三つ首の邪竜　アジダハーカを作りました

こんにちは　江戸張り子の工房　はりこのはやしやです

今日はゾロアスター教に登場する三つ首の邪竜　アジダハーカを作ったのでご紹介いたします

口から吐く毒の煙と千種類もの魔法を用いて多くの人々を苦しめたと言われています

　不死に近い生命力の持ち主で、鉄より硬い鱗は如何なる名剣も刃が立たず、頭を潰されても心臓を突かれても首を斬られても死なず、しかもその傷口からは血の代わりに毒虫や毒蛇がボタボタと落ちて来ると言われているそうです。

ちょっとヒュドラーと似ていますね。

イランの叙事詩「シャー・ナーメ」に登場する邪悪な王・ザッハークと同一視（或いは化身と）される事もあるのだそうです

もともと、私は首振り張り子が大好きで、最近は首がいっぱいある張り子も作っています

首がいっぱいある張り子を作り、SNSにあげると大抵、

『キ◯グ◯ド◯を作って欲しい！！』

というメッセージをいただけるのですね

リクエストをいただけるのは非常にありがたいのですが

版権のあるものは作れません

というわけで探しました！首が三つある幻獣です

そんな中出てきたのが、今回のアジダハーカです

色や模様などのデザインは、ゾロアスター教の絵画を参考にしています

先ほどのアジダハーカの解説にも登場しましたが

アジダハーカはザッハークと同一視、あるいは派生、あるいは化身とも言われているそうです

ザッハークは両肩からヘビを生やしたペルシャの王様です

こちらも興味が湧いてきて、ただいま製作中です

お楽しみに！

最後までご覧くださりありがとうございます

また次回のブログ記事でお会いしましょう