こんにちは 江戸張り子の工房 はりこのはやしやです
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今日は張り子と手びねりで安珍清姫を作ったのでご紹介いたします
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安珍清姫とは何か、ご紹介していきますね
安珍、清姫伝説とは和歌山県日高川町にある天台宗の寺院、道成寺にまつわる平安時代の伝承にして仏教逸話であり
若き僧、安珍と清姫の悲恋をテーマに能、歌舞伎、浄瑠璃などさまざまな題材にされてきた話です
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●安珍、清姫の出会い●
醍醐天皇の時代、延長六年(928年)夏のこと奥州白河より熊野に参拝に来た僧がいました
この僧、安珍は大変に美形で、和歌山県、熊野街道沿い庄司清次の娘、清姫は安珍を見て一目惚れをし
宿に泊まった安珍に迫ります
安珍は参拝中の身としてはそのようにされても困る
参拝後はきっと立ち寄るからと嘘をつき
さっさと立ち去ってしまいます
●清姫の怒り●
嘘に気づいた清姫は怒り追走します。道成寺の道の途中で追いつきます
安珍は自分は別人であると嘘に嘘を重ね、熊野権現に助けを求め、清姫を金縛りにして逃げ出そうとします
ここに至り清姫の怒りは天をつき、ついに蛇の姿となり安鎮を追跡します
●安珍と清姫の最後●
道成寺に逃げ込んだ安珍とが見たものは
火を吹きながら自力で川を渡ってくる蛇の姿
安珍は梵鐘を下ろしてもらいその中に隠れますが、清姫はその梵鐘に巻き付き
安珍を焼き殺してしまいます
その後清姫も入水してしまいます
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●成仏●
蛇に転生した2人はその後、道成寺に現れて供養を頼みます
法華経の購読により2人は成仏し、天人の姿となります
実はこの2人は熊野権現と観世音菩薩の化身だったのです
と、法華経のありがたさを讃えて終わります
最終的には法華経の力の喧伝を目的としているところが少し面白いです
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知れば知るほど安珍が可哀想なお話です
今回は梵鐘に隠れる安珍を焼き殺す様子を張り子にしてみました
最後までご覧くださりありがとうございます
また次回のブログ記事でお会いしましょう
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